2011年2月11日金曜日

Windows98

久しぶりにうちの父親より電話があった。話を聞くにどうやら、コンピューターがおかしいらしい。。。そのコンピューターは、10年もののかなり熟成したものだ。いまや懐かしいウインドウズ98で、ハードディスクも30Gしかない。インターネットエクスプローラーも6が入っており、それ以降にアップデートすることは、OSが対応していないため、もう不可能になっている。通常であれば、買い換えて当然のスペックであるが、父親の使用頻度、スピードではまだまだ現役でいいらしい。結局、いろいろと試し、同じような症例をインターネットで検索したところ、どんぴしゃなものが見つかり、これからも現役で使えるようになった。

パソコンの技術革新は携帯電話同様早いもので、数年前のものがタンスの肥やしになることも少なくない。しかしながら、いざ、捨てようと思うと、たいしたデータが入っているわけではないが、漏えいが気になり捨てることが出来ない。きっといろいろと調べれば、ハードディスクをしっかり初期化して廃棄することが出来るのだろうが、どうも、そのマイナスの時間を考えると実行できない。

そう考えてみると、世の中廃棄のしづらいものが、なんとたくさんあることか。パソコン周辺だけでも、プリンター、キーボード、モニター、ルーター、モデム、携帯電話、ビデオ、テレビなどなど、技術革新が早いものは特に、廃棄物の出るスピードも早いものだ。新し物好きの私としては、見逃せない事実である。

私たちは、エネルギーを消費することによって生活を営んでいる。多くのビジネスも物を販売することで利益を得て、その利益で物を購入している。それらの大元となる資源が限りがあると分かった今、人間の価値観が180度変わるか、リサイクルを考えた循環社会にしなければ、未来はないだろうなあと、政治家でも、なんでもない凡人の私にも分かる。

卵を人工的に孵化させて育て販売する養殖はある意味リサイクルのビジネスのような気がするし、製造業であれば、100%リサイクルが出来るように作らなければならないだろうし、浪費社会を形成してきた私たちにとっては、本当に大きな大きな宿題を背負っているなあと考える毎日である。


しかーし、この凡人の悩みも”技術革新”がきっと解決してくれるに違いない!!と無責任にも思ってお気楽生活を続けているのも確かである。




凡人

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