そんな訳で中島さんに言われたことを基に練習を始めましたが、中島さんとラウンドした後辺りからスコアーが悪くなり、100を切るどころでは無くなりました。このころ中島さんも私も大変忙しくて、なかなか会うことが出来ませんでした。私の唯一の頼みの綱は中島さんのお弟子さんであるA君でした。A君と一緒に回り始めて、ゴルフのなんたるかを解ってきたつもりでしたが、常に100を切るゴルフが出来ずに「何故?」「どうして?」の繰り返しで、確かにショットは以前に比べて良くなったと思っていました。このことを中島さんに伝えると早速、「今度、一緒に回りましょう」と言って頂きました。かなりの重症!だと思ってもらったみたいで・・
この時のラウンド(レギュラーティーから打ちました)は「私の想像を絶するラウンドレッスン!」でした。
中島さんの指示は、競馬や競輪!の予想屋さんもビックリするくらいの的中率でした。例えば、私がティーショット(第1打目)を打つと「このホールはボギーで上がりましょう」とか、「ナイスショット、パーのチャンスですよ」とか・・etc・・その都度のワンポイントに乗っかり、その言葉にほだされて言われたとうりに夢中でラウンドしていました。すると終わってみれば92!あれれ?升田は一体今まで何をしてきたの???
中島さん曰く「升田さん、ナイスゲームでしたね、もう少しで90を切ったのに・・」と何時もの様にニコニコしていました。普段の私よりも10打以上も縮めたのにそれでもまだ物足りないような口ぶりでした。
「一体何が起こったのですか」と聞くと「升田さんはそれだけの力があるのですよ!今ご自分の持っている力で簡単に100を切れるのですよ」と。
思い起こせば・・「普通ここは7番(アイアン)で打つところですが、無理をせずに8番打って、手前からアプローチしましょう」とか「ここは広いですからスプーン(3番ウッド)で勝負しましょう」とか・・私の現在の力量にあった選択をし、なおかつ私を気持良くさせてくれたのでした。
つまり、私の出来ること(ミスの少ない選択)を指示していただけなのですが、このアドバイスで、なんと100を大幅に下回りました。それも全部のショットが良いわけでもなく、本人としては出来は良くなかったのに???
中島さんは言いました「考え方一つで、スコアは少なく出来るのですよ」と・・・・
アマチュアにおいて、100を切る(1ラウンドして100以内で回る)ことは、一つの目安だと言われています。それをいとも簡単にやってのけるとは・・
升田もなかなかやるじゃないの!自信が持てるようになり、この調子でいけばもっともっと良いスコアも夢じゃあないな!「スコアメイクをすれば」・・・・・と
中島さんも言っていた「升田さんは90のゴルフではなくて80台のゴルフが出来ますよ!」と・・
この一言がどんな意味を持つのか!何も知らない私でした。
5番ホールへ
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