2011年2月18日金曜日

5番ホール「マネージメント」

それからは、「マネージメント」を意識してゴルフをしました。
例えばこんな調子です。「升田さん、ティーショットだからと言ってどうしてドライバーを持つのですか?」「えー、だって一打目はドライバーでしょう?」
「升田さん、良く見てください。このホールはティーグランドから200~220ヤードの地点に障害物(バンカー、OB・・)がありますよね。あなたのドライバーが左右に曲がるとちょうどそこに行くかもしれませんよ」「はい?」「だから、あの障害を越して行くか、その手前に打つかを決めなければならないのですよ」「アノーどうすれば・・」「ここは、スプーン(3番ウッドのこと)で行きましょう」「えー、だって上手く打っても、残りがたくさん残るじゃないですか」「良いですか、スコアメイクとは、沢山飛ばすことではないでしょう!少ない打数で上がることでしょう!」「まあ、確かにそのとうりですけど・・」「このホールは360ヤードです。スプーンで200ヤード強、残りを6番アイアンで打てば、2オンして2パットでパー。1パットならばバーディーもあります。悪くともグリーンの手前の花道には届きますからアプローチで寄せて、1パットならばパー、2パットでもボギーで上がれます」・・・・・
この時は、いろいろなことがうまく運び、なんと初の89と言うスコアーで終わりました。私は込み上げてくる喜びを噛みしめていました。「だって80代のゴルフが出来たんですから」
中島さんは続けます。まだまだスコアは縮められますよ!と…
この名調子に乗せられ、私は密かな自信を持ち始めました。
でもそれは、実力のないものが勘違いする自信(慢心)が引き起こす序章に過ぎないことを知らない私でした。
これから起こる数々のアクシデントも知らずに・・・・・

升田幸三    

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