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2011年3月11日金曜日

やっぱり落ち着くなあ。

僕はカナダに長い間住んでいたのも
影響してか、日本の食べ物が大好きだ。

カナダに住んでいた頃は、日本に
帰る=とにかく色々食べるというのを
一番の楽しみにしていた。

焼肉や、魚や、美味しいドリップコーヒー
なんかをいつも楽しみにしていたのだ。


実家の匂いってあるでしょう?
小さい頃から身体に染み付いた、
自宅の玄関に入ったときに自分だけが
分かるあの匂い。

それに似た感覚の食べ物が地元にはある。


揚げたてのコロッケが美味しい肉屋の
サンドイッチ。

上から順にとんかつ、コロッケ、メンチ、チキンカツ
を挟んだミックスサンドだ。




















ちょうど良い具合のソースの味付けと
これでもかというくらい細いセンキャベツ、
そして全ての衣がまだサクサクなのが
絶妙だ。
男の僕でもこれでお腹いっぱいになる。

ふと、中学生の頃このサンドイッチが
自分のお小遣いでは買えずに、
あきらめてコロッケだけ買ったことなんかを
思い出す。

いつかお腹いっぱいにこのサンドイッチを
食べたいって思ってたっけ。

実際に食べられるようになったら、
1パックでお腹一杯になっちゃうなんて、
人生ってそんなものなんだろうなあ。。。。

2011年3月4日金曜日

大袈裟だなあ

人は年を重ねるにつれ、自分が固まってくる。

頑固とは違うこだわりであったり、
これさえあれば生きていけるというような
自分にとって欠かせないもの。

それが友人だったり、物だったり、
趣味だったりするのだろうけど、
日を追うごとに集約されてくるのだ。

話が大袈裟だけど僕にとっての
その一つがこのラーメン(笑)。





















『中華そば・青葉』の中華そばさえあれば、
この先生きていけると思う。

いつもおんなじ物ばかり食べて
よく飽きないなと自分でも思うけれど、
これでいいのだ。

少ないけれど大切な物に囲まれて
生きる事が幸せなのだ。
是非大切な人と一緒に食べてみて下さい。
きっと人生はそういうものだと思うから。

2011年2月24日木曜日

またカツカレー食べましょうね

神保町と水道橋の中間くらいの小道に
まんてんというライスカレー屋がある。

そう、
ここはカレーライスではなく、
ライスカレーを出す貴重な店だ。

ライスカレーと言えばカナダを舞台にした
ドラマで僕が大好きな倉本聰さんの
作品であったな。

ライスカレーであるためのその定義は、
・スプーンが冷たい水が入った
 コップに刺さって出てくる。
・粘度があるルーに福神漬けとラッキョウ
 が添えられている。
・グリーンピースが3つ乗っている。
と、ドラマで言っていたのを良く覚えている。

で、そのまんてんというライスカレー屋は
このような感じ。


定義とちょっと食い違うところがあるけれど、
ほぼ理想に近い。
そして、小さなカップに入ったアイスコーヒーも
出てくるから、その定義なんて吹き飛ばすくらい
の存在感がある店なのだ。

何せ、文句の付けようがない。
ご飯も多く、ルーはカツの上にも掛けてくれる。
もし、食べている途中でルーが足りなくなると、
ただでまた掛けてくれる。
(ダブルどころか、トリプル掛けなのだ)

今日はちょっとルーが少ないな、
ご飯とルーの量バランスが悪いな、
なんていう不満を微塵も持つことのない
完全顧客主義を貫いている。


実は僕はちょっと寂しくなりこの店に行った。
僕をこの店に連れて行ってくれた人が、
少々遠くに行ってしまうから。

その人は僕が辛かった時、全くその話も出さず、
この店に連れて行き、お店でも一番ボリュームの
ある全部乗せ大盛カレーを頼ませて、
もう食えない、揚げ物ばかりなのがきつい、
もう一年くらいはカレー食べなくて良いやー
なんて言い合って、ちょっとの間その辛さを
忘れさせてくれたのだ。

あの時は本当にありがとう。

そしてまたいつか一緒にこの店でカレーを
食べてどうでも良いことを言い合いたい。

いくつになっていても、その時は絶対に
全部乗せ大盛で。

成功を心から祈っています。

田子




2011年2月17日木曜日

数の子ポリポリ

週末にスーパーに買い物に行くと
味付け数の子を売っていた。

年末にアメ横に行ってもみくちゃになりながら、
2000円と書かれた数の子を1000円で良いよ~
なんて濁声を聞いて買った塩数の子は
塩抜きをして、灰汁を抜いて、更にダシに
漬けないといけない。

その手間を考えるととても安く感じる。

その数の子を食べながらふと目に浮かぶ光景。



アラスカのシトカに行くツアーが決まった。
春の海でクジラと白頭ワシを見るのだ。
春と言ってもまだ最低気温が氷点下になる海の
上に出るのはとても勇気がいる。

ここには春の風物詩があって、ニシンが大挙して
海岸線に産卵に来るのだ。

メスが生んだ卵にオスが精子をかけると海が
真っ白になる。
その場所をめがけて集まってくるザトウクジラ、
白頭ワシそして夥しい数のカモメたち。

寒く荒れた海であればあるほどこのシーンは
似合うだろう。

目をつぶれば浮かんでくるこの光景には
はっきりと奇跡のような瞬間が写っている

2011年2月9日水曜日

人生のひとコマ

人はいくつになると自分の過去を
振り返るようになるのだろう?

あの時は楽しかったな、
あの時は辛かったな、
あの頃に戻りたいな、
やっぱりやめておくべきだった。

そんな気持ちを一番初めに持ったのは
きっと小学校の卒業式だ。

小さいながらもその行動範囲や
思考能力を目一杯駆使して
自分の世界を作っていた頃。

振り返るとすでに沢山の過去の上に
自分が立っていた。

音楽、食べ物、友達、遊び、テレビ番組、
宿題なんかが地層のように重なった
一番上に僕はいたのだと思う。


えーと、何が書きたいかというと、
この写真の食べ物は僕がバンクーバーに
住んでいた頃の事を強烈に思い出す。






















事務所が入っていたビルの向かいにある
フードコートの一角にベトナム料理の
テイクアウト専門の店があった。

僕がバンクーバーに行ったばかりの頃は
恥ずかしながらお金が無く、マフィンばっかり
食べていた。

しばらく経ってランチを外で食べられるように
なり、その頃からこの店はあったのだ。
(17年前ですね・・・・)

ついこの前バンクーバーに出張に行った時、
時間があったから寄ってみると、よく食べていた
メニューがまだちゃんとある。

オーダーの時、お店の人と何気なく交わす言葉、
いろんな国の人が好きなものを食べている空気、
そしてなんと言っても当時と全く変わらない味。

それは当時辛かったことも、楽しかったことも、
全て思い出すのに充分な食べ物だった。
色んな感情が溢れてきて、不覚にも涙が出た。

チキンのグリル、揚げ春巻きにライスヌードル。
これは僕のソウルフードです。

田子

2011年2月3日木曜日

保守的食生活

僕の食生活について言えば、
超が付くくらい保守的だ。

なじみのラーメン屋さんに入るとする。

そこで頼むものは必ず醤油ラーメン大盛。

たまに餃子や生ビールが加わったりするけど、
ベースが変わることは無い。

そうやって考えていくと、僕の体ってもしかしたら
10種類くらいのメニューで成り立っているのかも?
と思ったりもする。

なぜかと言えば、違うものを頼んで気に入らなかった
時の後悔ほど悔しいものは無いからだ。
もっと言うと、冒険するのが怖いのだ。

冒険して失敗した夜、暗い夜道をあるいて帰ったり
すると、足元にある小石を蹴ってチキショーなんて
呟いたりもしてしまう。


だから、日々の暮らしの中でこれは毎日でも良いから
食べたいな、飲みたいなというものに出会うことが
中々無い。


そんな中、出会ってしまったこいつ。




















コーヒーが好きな人なら知っているかもしれない。

自宅で簡単にエスプレッソが入れられる
ネスプレッソというやつなんだけど、
これは入れる簡単さも凄いけど、味も凄い。

沢山ある種類をほとんど試してみて、
僕はこの金色のやつに決めた。


うちで飲むにしては少々高いのが難点だけど、
これは僕の生活の一部にすっかり溶け込んでいます。



2011年1月27日木曜日

今日も明日も

生涯感動スタッフの田子です。
これから毎週木曜日に食生活にまつわる
ヨモヤマ話を書いていきたいと思います。

何だかいきなり真面目なスタートとなったけど、
生きていれば毎日必ず何かしら食べるし、飲む。
せっかくなら美味しいものをと思うのは当然だ。

僕がカナダで好きだった食べ物の1つに
エッグベネディクトがある。
発祥がフランス料理で、ニューヨークで人気が出て、
ベネディクトというのは人名らしい。
でも、そんなことどうでも良いくらいうまいんだなあ。

こちらはビクトリアにあるエンプレスホテルの朝食で
食べたエッグベネディクト。



















カリッとモチッが共存したイングリッシュマフィンの
上に、少々塩みが強いカナディアンベーコン、
そしてちょうど良い具合の半熟ポーチドエッグの上に
これまた卵の風味が口いっぱいに広がる
ホーランダイズソース。

これはたまりませんでしたよ。

付け合せのローストトマトもそれにかかっている
ハーブも最高でございます。

エッグベネディクトの魅力はもちろんその全てが
一緒くたになった時の味そのものに他ならない。

でも、もう1つの魅力、それはナイフを入れたときの
卵の黄身の流れ出し具合だ。

海釣りをするときに水面まで何の魚か分からず
キラキラした魚影を見ながら期待を膨らますと
いうのに非常に似た感覚。

ナイフを入れた瞬間、
ゆるすぎると残念極まりない。
硬すぎるのは言語道断。
とろ~りとお皿に広がりつつマフィンにも染込まず、
でもベーコンには密着しているという具合が一番良い。


まだまだ研究中だが、自分で作ってみた。
お酢を入れたお湯を回しながら作るポーチドエッグの
作り方や、ちょうど良い感じのハムは掴んだ。

でも、ソースが難しいのだ。
















黄色すぎるじゃないか!

ということで、もっと上手く出来る様になったら
また発表します。