週末にスーパーに買い物に行くと
味付け数の子を売っていた。
年末にアメ横に行ってもみくちゃになりながら、
2000円と書かれた数の子を1000円で良いよ~
2000円と書かれた数の子を1000円で良いよ~
なんて濁声を聞いて買った塩数の子は
塩抜きをして、灰汁を抜いて、更にダシに
漬けないといけない。
その手間を考えるととても安く感じる。
その数の子を食べながらふと目に浮かぶ光景。
アラスカのシトカに行くツアーが決まった。
春の海でクジラと白頭ワシを見るのだ。
春と言ってもまだ最低気温が氷点下になる海の
上に出るのはとても勇気がいる。
ここには春の風物詩があって、ニシンが大挙して
海岸線に産卵に来るのだ。
メスが生んだ卵にオスが精子をかけると海が
真っ白になる。
その場所をめがけて集まってくるザトウクジラ、
白頭ワシそして夥しい数のカモメたち。
寒く荒れた海であればあるほどこのシーンは
似合うだろう。
目をつぶれば浮かんでくるこの光景には
はっきりと奇跡のような瞬間が写っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿