さて、中島さんに言われたことが多すぎて、どれから手をつけたら良いのか?
中島さんに診てもらうと「まず、全部フックボール(左に曲がるボールのこと)を打ちましょう!」・・・
よ~し何でもいいからフックを打ってやろう!と始めたのは良いけれどこれがなかなか難しい。
真夏の暑い中、中島さんは、つきっきりで1打1打声を掛けてくれる、「ナイスショット」「スイングはあっていますよ」・・でも当の本人は全然納得いかない?右に行ったり、左に行ったり、挙句の果てには真っ直ぐに素晴らしいボールを打ってしまいました!
すかさず中島さん「今のは駄目ですよ!」「そんな!今のボールは真っ直ぐな良いボールでしょう?」「良いですか、升田さんはフックボールを打つ練習をしているのですよ、左に曲がらなければ駄目!」とニコニコしながら・・
この後、私は意地になって中島さんの前で全部左にひん曲がったボールを打ち続けました。
「ナイスショットでした。今日の練習はこのくらいにしておきましょう。お疲れ様でした。」・・「これで終わりですか?この次は?」「そうですねー、今の打ち方を続けて下さい、1週間後に又診せて下さい」と・・
こんな練習1週間も続けるのか?でも何故?升田は基本が出来ていないのか?何故何故・・考えれば考えるほど解らなくなりました。
でも一度始めたこと、升田はやり遂げて見せる!中島さんを「まいった!」と言わせるほど、ずっとずつと「フックボールを打ってやる」と・・・・・でも私の欠点10のうちの1つにこんなに時間をかけて・・こんな調子で良いのだろうか?
今の私には、何から手をつけたら良いのか解らない?
失礼だけど、この「バカバカシイ練習」をしてこの先何が出てくるのか診せて貰おうじゃあないですか、中島さん・・半分「ふくれて」「心配で」「喧嘩腰で」「頼りにしているのに」等々いろいろな思いが交錯する升田でした。
今思えば、何と失礼で傲慢で不遜な私でした。
そして1週間が経ちました。
不安と期待でいっぱいの私に、「升田さん、疲れたでしょう!」とニコニコしながら声をかけてくれました・・
そして、驚くべき課題を授かったのです???
7番ホールへ
升田幸三
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