昨年の秋、カナダのローレンシャン高原に3週間ほど滞在していました。紅葉が大好きなたくさんの日本のお客様のお手伝いをしてきました。
カナダといえば、メープル、カエデの赤い葉っぱが国旗にもなっていますが、実際メープルの木がたくさんあるのはカナダの東部だけなんです。特にメープルの紅葉で人気なのはケベックシティ、モントリオール、そしてローレンシャン高原です。
いろんな旅行会社のパンフレットに真っ赤な紅葉が載ってますが、どちらかというと、このあたりの紅葉は赤、黄色、緑のパッチワークのようなまだらな紅葉が楽しめます。メープルでも赤い葉っぱになる木もあれば、黄色の葉っぱになる木もあります。そして一年中緑の針葉樹があります。
このメープルの紅葉のハイライトとなるケベックシティ、モントリオール、ローレンシャン高原はすべてケベック州にあり、バンクーバーに住んでいた私にとっては同じカナダといえど、ちょっと異国でした。
というのもこのケベック州はフランス語圏でその昔々、フランス本国からカナダ大陸の開拓、毛皮貿易のためにやってきた人々の子孫が住んでいる州なのです。このケベック州で小さな新しいフランスを築こうとしていました。過去にこのケベック州だけでカナダから独立しようという動きもあったほどです。
カナダなのでもちろん英語も話します。でも母国語はフランス語。道路の看板もこの州だけフランス語。そして禁煙の動きが日本よりも進んでいるカナダなのに、日本以上に愛煙者がたくさん、お酒も普通にスーパーに売ってます。(カナダの他の州ではライセンスを持った酒屋さんしかお酒を売れません)
ちょっと陽気でやさしい、カナダに住むフレンチの人々。
やっぱり旅は景色だけじゃない、地元の人々が思い出をより一層深いものにさせてくれるなと感じました。
なんて綺麗な風景なんだ!生きている間に一度は行ってみたい!!
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