2012年2月20日月曜日

最善をつくす

昨日のよる「世界の果てまでイッテQ」で南米最高峰アコンカグア(6,962m)への登頂を目指した企画が放送されていました。

ツアーには出演者、局の関係者以外に、現地ガイド、プロの山岳ガイドが同行したものの結果としては悪天候に阻まれ、山頂までわずか200mという地点で断念するというものでした。

出演者のなんとしても登頂したいという気持ち(居合わせたすべての人の気持ちだと思います)の一方で、全体を取り仕切る日本人ガイドさんの「嫌われても良いから撤退する」と言う言葉に強く心を打たれました。

撤退するポイントに至るまで、何箇所かで引き返す判断を下そうとしていました。
それでも、困難な登頂ルートに残された僅かな可能性と、体調を考慮してたどり着いた山頂まで200mの地点。
目と鼻の先に見える山頂に足を踏み入れることも出来ないということは、本当に悔しいことかも知れませんが、今出来うる最善を尽くし、そして無事帰る。
無事に帰ることなくして登山は成立しないですから。

私たちのツアーではここまで極限の判断を下さなければいけない事態は恐らく無いかも知れません。ただ、お客様とともにツアーを進めるかなで、“最善を尽くす”。その大切さを教えられた番組でした。

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