先日、17日間の南米視察を終えてきた。聞こえてくる言語はスペイン語ばかり、
いくつかの国をまたいでみたが、スペイン人とインディオの混血、メティスの人々が
大多数を占めている。
街は喧騒につつまれ、クラクションは鳴り響いている。しかし、雰囲気は明るい。
我々、日本人と近いDNAを持つ、インディオの混血の人々だけに、
皆、兄弟という感じで、白人社会に比べると、圧倒的に心地がよい。
今回の旅で気づいたことは、圧倒的にアメリカ人の旅行者や住民が
少ないということである。それもそのはずで、ベネズエラやボリビアなど
アメリカとはあまり仲のよくない国々も多い。ボリビアのウユニ塩湖には、
お決まりの、観光客によって立てられた旗がある。それを見ると、
いつもと違う、違和感を覚えた。おきまりのイギリスのユニオンジャックと
アメリカの旗がないのである。その代わり、共産主義の旗やヨーロッパの
国々の旗が目立った。もちろん、我が国、日本の旗も立てられていた。
これまで、当然のようにアメリカの影響力が強く、常に片隅に
こびりついていた、残像がない世界にちょっぴり感動を覚えた。
とはいえ、黄色と赤の目立つMマークのお店は、その世界にも
存在感が強かった
ウユニ塩湖にておちゃめなボリビア人ガイドを撮影
凡人
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