2012年1月27日金曜日
オーロラ
こんばんは、生涯感動スタッフの四條です。
今月の24日~25日にかけて日本でもオーロラを見れるとネットで話題になってましたが、カナダのツアーを作っていると話すとよく聞かれるのが「オーロラ見たことがありますか?」で、本当に日本人の中にいつか北の国のオーロラを見たいと思っている方がたくさんいるんだな~と思います。
日本でも「日本書紀」に「赤気(セッキ)」という表現でオーロラのことが残されています。「天に赤気あり、その形は雉(キジ)の尾に似たり」という記述があったそうです。そしてそれを「恐ろしい光景」と表現しており、昔の人はオーロラを不吉なものととらえていたようです。
私がオーロラ見たいな~とちゃんと意識したのは写真家の高坂さんの撮ったオーロラ写真を見てからです。ユーコン準州のホワイトホース近郊にあるレイクラバージという湖で撮影されたもので、うっすらと明るい空に白と緑のオーロラがまるで湖に降りかかるようなオーロラでした。今でも冷蔵庫にその写真を貼っています。
その後、なんとなくその写真に惹かれて初めてユーコン準州に1人で行ったのですが、現地の方に言われたのは、写真だから見えているけど薄いオーロラは肉眼ではあまりはっきり見えないということでした。結局そのときはオーロラを見れず、(でもユーコンの自然に心打たれて帰ってきたのですが)次回のお楽しみということになりました。
私が初めてオーロラを見たのはユーコン準州のドーソンという町でした。夜になって外で待っていたら、白い雲のような白いうっすらしたオーロラが北の空に広がりました。その後、白い雲みたいなオーロラがどんどん強い光になって緑に見えてきました。思ったよりも活発にその姿を変え、ぐるぐるとロールケーキのようにオーロラが渦を巻いていました。その後、上から光がさーっと降りてきて、その光のシャワーがどんどん広がってカーテンのようになりました。ああ、これがオーロラがカーテンのように見える理由なんだとわかりました。
オーロラは上空100~500kmの場所に現れるので、近いはずはないのですが、広い空の下では遠近感が失われ、まるで光のシャワーがすぐ頭上に降りかかってくるかのようでした。オーロラの形はいろいろありますが、確かに昔の人はよくわからない、雨でもなければ雷でもない、空に広がるさまざまな色のオーロラの存在に驚き、怖かったのだと思います。
オーロラは太陽からくる太陽風が地球の大気とぶつかり起こる、発光現象です。それが極地でよくみられるのは地球の磁場によって極地に運ばれるからで、そのオーロラをよく鑑賞できるエリアを表したのが「オーロラベルト」と呼ばれています。
実はその太陽風が強くなる周期があり、昨年から強いオーロラが観測されています。普段ではオーロラの見られないアメリカでも昨年観測されたとか。
今年は「オーロラ当たり年」ということでたくさんの方からオーロラの問い合わせがあります。私たちも例年通り写真家の高坂さんのツアーを催行することになりました。オーロラを見るだけじゃない、自分で撮影できるようになって、友達にも家族にも帰ってから自慢できてしまうツアーです。
高坂さんの写真を見てオーロラに惹かれて6年、初めて一眼デジカメを買って3年、、、。今度こそ私も素敵なオーロラ写真を撮りたいなぁ。
ということで、まだ写真家高坂氏同行オーロラツアー募集中!でも締め切りまであとちょっとです!
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