自然なので止められないが、なかなかいい試練を神様は与えてくれている。
そんな中、街には様々な節電、涼感グッズが雨後の筍のように溢れている。コンピューターとつなげるタイプの扇風機、水を含んで長い時間涼しいスカーフ、ひんやり涼しい新素材の衣料品や、昔ながらのうちわ、扇子、なんとステテコも流行っている。先人の知恵は現代においても役に立っているどころか見習うべきところも多い。
これらのグッズもおそらくあと一ヶ月ぐらいで、本当に使えるものと、使えないもので、淘汰されることであろう。
近年の暑さは、平均最高気温においては緩やかな上昇だが、瞬間の最高気温ら明らかにこれまでの日本で体感出来なかったものというのは周知の事実である。これらへの対応には、昨年まで潤沢だった電力に頼ることで乗り切ってきた。
そこへ、今年はすでにこれまでの最高気温が乱立、15%の節電と課題に向きあっており、すでに熱中症も多数で、ガマンばかりとも言ってられない。
じゃあ、どうしよう。資金と時間が取れる人は、涼しいカナダへ、北海道へしばらく行くのもいいでしょう。しかし、ほとんどの人は、暑い暑いといいながら生活をしなければならない。
経験にない気温で、経験のない節電を行なうということは、これまでのセオリーでうごいては、無理があるということである。たとえば、村社会の日本では、皆が右を向いたら、右じゃなければいけない、常識を外れるなという風潮はまだ残っている、もちろん、それがいい部分はたくさんあるが、今回のようなケースでは、裏目に出ることがある。熱中症などがその最たるものだろう。
これまでにない暑さなのにメンタルは普通の夏、これくらいは大丈夫だろう、ガマン、怠けているように見られたくないなどなど、これらは大間違いである。
もともと暑い地域に目を向けてみよう。東南アジアなどでは、昼寝の時間が普通にある、ヨーロッパにおいてもそうである。昼間の暑い時間帯には外に出ず休むというのが普通なのだ。
日本ではどうすべきか、湿気で室内も暑い、時間をずらすのも一考だが、豊富な水をつかってはどうだろうか?外で活動をしなければならない、学校、建築現場、宅配などでは、いつでも涼感を感じられる避暑地を用意すべきだろう。校庭や現場の一角に水の帰化作用を利用して驚くべき涼感を得る、ミストのテントや巨大なミスト扇風機を用意しておくのはどうか?宅配など外で汗をかく仕事には、携帯用のミストボトルがあったらよい。炎天下、苦しくなったら、ミストを取り出し、頭からプシューっとすれば、温度の上昇は抑えられる。一説によると、最高十五度も周りの気温がさがるらしい。
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頭から水をかぶるのも良いが、あと始末が大変である。
想定以上のものには、常識以上で対応しなければならない。これがセオリーであろう。
凡人
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