2012年5月1日火曜日

郊外は量販店の集まり

私が住んでいるエリアは、第一次のニュータウンブームで作られたエリアだ。元々は、広大な田園地帯が広がっていた関東平野のど真ん中と言える。近くには、国道16号、122号と国道4号、東北自動車道のインターもあり、わかる方には、どこか、すぐ分かるだろう。

国道沿いには、大型チェーンのレストラン、ファーストフード、ショッピングモールなどか立ち並び、しのぎを削っている。俗にいう量販店である。

最近、自分で食事を作ることを覚えつつあり、しっかりと分量を守れば、それなりの味を出せるようになり、素材そのものの味が大切ということがわかってきた。

そこで、最近になって気づいたのだが、量販店のレストランは料金からみると、本当によく考えられているし、味も驚くほどである。
しかし、量をさばくため、アルバイト店員にも問題なくつくれるように加工され、味は標準化している。じゃあ、仕事のご褒美に霜降りのステーキでもと思っても、量販のステーキレストランにはそれがないなど、ちょっと、今日はいいものをと思うと、大変困ってしまうのである。

まあ、マーケティングを考えれば当然で、もともと商店も何もなかった田園地帯、車社会となる中で、ファミリー層が郊外へ広い家やマンションをもとめ、自分もそうだが、食費にはそれほどかけられないが、家族で外食はしたい。量販店はまさに、ニーズに合っているのである。
これらは、大変便利でこの上ないのだが、なんか寂しいというか、物足りない。書店に出かけて、ジャンルが少なく残念に感じるのと同じである。

地域の商店街がシャッター街と呼ばれるようになってから久しい。しかし、団子屋、喫茶店、花屋のおばちゃん、肉屋、八百屋、魚屋のおっちゃんなど、何が本物かを教えてくれる、あるいみ専門家である彼らの存在が、いま、必要なんでなかろうか。

そんな趣きを求めるようになったわたしは、歳をとったかの〜

凡人

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