先日、国立科学博物館でインカ展を見てきた。ゴールデンウィークだったため、夕方4時過ぎの入場でも入場制限が設けられるほどの人気ぶりだった。
インカと言えばマチュピチュだが、それが発見されて僅か100年という。スペインに侵略された後放棄されたが、その辺鄙な立地から侵略者に見つかることもなく、人々から忘れ去られ、ひっそりと、山の頂きから時を刻んでいた。
このマチュピチュ遺跡は、日本の方には大変な人気ぶりだ。世界遺産となり、入山制限が課せられた後もいっこうに観光客が減る気配もない。
この会場で何故、ここまで日本人の心を捉えて止まないのか、考えて見たが、結論はでない。ただ、山奥に現れた神秘、荘厳さ、人々の暮らし、ロマンが京都や奈良に通じるものがあるのではないかと感じるのである。
日本から飛行機で25時間離れた、ペルーの山奥に、この遺跡を一目見たいという気持ちは、このインカ展を見て理解できた気がする。
凡人
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