2012年6月30日土曜日

暑い、暑い

明日から、七月にはいる。今年もすでに半年が経過し毎年、毎年、月日の流れの早さを感じる。
忙しい毎日を過ごしていると、季節の流れも忘れ、気がつくと年忘れ日本の歌である。
だからこそ、日々の中で過ごしているという楔をうちたい。それは実感といいかえるとよいかもしれない。
わたしの中では、ふとしたものに拘りたい。たとえば、食べ物選び、通勤路の街路樹をよく見るなど、季節感を感じ、それらの記憶を頭のなかに留めるのである。
何気ない一日、家の絨毯に寝転んだときの、感触、匂いなどなど、ちっぽけな一日でも、その余韻に浸りたい。
私たちに無駄な日など一日たりともないのだから。

でも、できればそれは静けさの中のウユニ塩湖で夕日を眺めながら、そのような話をはさて見たいものだ。

凡人


iPhoneから送信

2012年6月26日火曜日

愛しのジョージ

ロンサムジョージ死す
ガラパゴス諸島のビンタ島に生息していた、ゾウガメで唯一の生き残りの、通称ロンサムジョージ(ひとりぼっちのジョージ)が24日に天に召された。これまで、ガラパゴス諸島のサンタクルス島にあるダーウィン研究所にていく度となく、繁殖に向けた試みがされてきたが、叶うことはなかった。
未だかつて、これほどまでに人々から愛されたカメがいただろうか。ガラパゴスを訪れる観光客のうち、おそらく八割以上はその存在を知っているにちがいない。だからこそ、ジョージが逝ったニュースがここ日本だけでなく、トップニュースとして世界を駆け巡った。

ロンサムジョージよ永遠に

凡人

iPhoneから送信

2012年6月19日火曜日

地の果て

こんにちは。生涯感動スタッフの四條です。

日本と反対の季節で冬の始まりにあるオーストラリアのパースに行って来ました。
パースはオーストラリアの中で西オーストラリア州に含まれ、西オーストラリアは絶景と野生動物と鉱山物の宝庫です。

パースからナンバン国立公園にあるピナクルズというところに行って来ました。
「ピナクル」というのは「尖ったもの」という意味で、その複数形の名前を持つここには、石灰岩の突起物が広がっています。




石灰岩は出来上がったのではなく、本来埋まっていたものが出てきたものです。
海からの風で細かい砂がなくなり、埋まっていた石灰岩が出てきたのですが、もしかしたらこれは氷山の一角なのかもしれません。もっとずっと下まで続いているのかも?


前日に降った雨の水溜りができていて、野生のエミューが水を飲みに来ていました。こんな風にエミューを見るのはここでは珍しいそうです。

青い空、白い雲、黄色の砂漠とピナクルズ。地の果てにいるような、時代を忘れてしまうような、そんな光景が広がっていました。


2012年6月18日月曜日

ああ、アルゼンチン〜

オルカのオタリアハンティングで訪れたアルゼンチンだが、なんとも言えない魅力がある。
ブエノスアイレスには、情熱的なアルゼンチンタンゴがあり、サッカーのマラドーナ、ワインのメンドーサ、そしてなんと言ってもパタゴニアを有している。大変に大きな国だが、人々は優しく明るい。街では、アサードと呼ばれる、ビーフのグリルを昼間から噛り付く。
エクアドルやボリビアに比べると極端に白人系の人々が多い。しかし、アメリカのことは、あまり好きでないらしい。もちろん、紛争を経てるので、イギリスとも仲が悪い。
街を歩いていて心地よいのは、やはり、顔は白人だが、英語圏でなく、明るいラテン系の人種だからであろうか。アルゼンチンの人々とそう語り合ったわけではないが、やはり北米とは違う空気が流れている。
世界はまだまだ、広い

凡人

iPhoneから送信

2012年6月12日火曜日

クイーンシャーロットの自然

まさに苔むした大地というのは、このような場所のことを言うのだろう。

先日、五名のお客さまとスカングアイ(クイーンシャーロット)に行ってきた。上陸をすると、様々なコケたちが私たちを迎えてくれ、トウヒとセダー(米杉)の森と何も言えない森の香りが私たちを包んだ。これを森の癒しと言うのだろうか、一日、滞在しても惜しくない場所がどこもかしこもある。

こんな平和で満ち足りた場所も、第二次世界大戦の戦争の陰を落としている。戦時中、戦闘機の材料として、たくさんのトウヒの木が切り出され、大木は思ったより少ない。こんなところまで、人間の欲がきていたとは驚きとともに、残念な気持ちとなった。

その後、先住民を中心とした環境保護活動などの舞台となり、おおくの自然が残されることになった。国連で、わずか12才のときに、大人たちに向かって、『地球環境を守るには、将来の子供のために』という原則を訴えた、セバン鈴木。そのお父さん、デビッド鈴木も、クイーンシャーロット島で活動しその功績は、この森を見ると分かるのである。

セバン鈴木のスピーチの中に、『直せないものをどうして壊すのですか?』と問いかける文言がある。

あれから、二十年。まさに、今の原発のことを言われているような気がした。『コントロールできないものを、なぜ、使うのですか?』と。人間は、学ぶまで、こうも痛手が必要なのか?嘆かわしい限りです。

凡人

iPhoneから送信

2012年6月10日日曜日

カナダの新しい体験 シグナチャーエクスペリエンス

カナダ観光局がシグナチャーエクスペリエンスという体験型の旅のコンセプトに力を入れている。従来、観光やハイキングが中心だったカナダの素材を、カナダでなければ体験できないことというものを旅の要素に取り入れたものをシグナチャーエクスペリエンスと認定して、そのツアーを紹介している。

内容には、先住民の地域を訪ねる旅、シロクマなど動物を訪ねる旅、観光地で体験をプラスした旅など様々である。カナダという国は広大で地域によって、景色、文化、言語など大きな違いがある。1度や2度の旅では、その魅力にさえたどりつけないのが現状である。

シグナチャーエクスペリエンスは、カナダの素材一つ一つにスポットライトを当て、カナダという国の面白さを美味く導いていると思う。

私たちは、このシグナチャーエクスペリエンスを応援するとともに、日本語サイトを作成し、皆さんに紹介している。

http://www.signature-experience.jp

これまで、カナダに行ったことがある人はぜひ、見てほしいサイトである。

凡人

2012年6月8日金曜日

南極

海外旅行で訪れてみたいエリアに南極がある。日本からははるか彼方、冬は氷に閉ざされ、行く手を阻む。夏でも、荒れることで有名なドレイク海峡が大きなクルーズシップでさえも、まるでお風呂に浮かべた船のように弄ぶ。

こんな、人間を拒むかのような自然と調和できた先に、南極大陸は現れる。


そんな努力をしたにもかかわらず、ほとんどのクルーズは、南極の玄関口である南極半島を少しめぐり、南アメリカ大陸、またはオセアニアへと戻って行く。しかしながら、南極の氷河はほかのそれらとは、わけが違い巨大である。アデリーペンギンなど、南極物語で知られるようになった、ペンギンが大陸に陣取っている。

このドレイク海峡を乗り切った人々の聖地がいま、崩れようとしている。なんと。飛行機でドレイクを飛び越えてしまうのである。
これで、ほとんどの方に門戸は開かれたと言えよう。

ただ、最後の壁である、費用を乗り越えるのは、地道な積み重ねでしかないのだろうか。

凡人

iPhoneから送信

2012年6月7日木曜日

スカングアイ

カナダのやや北よりのウエストコーストに位置する、クイーンシャーロット島は、先住民にはスカングアイと呼ばれている。スカングアイは、ハイダ族という、トーテムポールの文化を持つ部族が古くから住んでいた場所で、大きく分けると、北島と南島に別れる。二百年前に、ヨーロッパ人と貿易を始め、そこから天然痘が移り、たくさんの村々は壊滅状態になり、ほとんどの人々は北島へ移動し、南島は現在も無人島となっている。


今回、行ってきたのは、ハイダグアイの南島、モレスビー島を、強化ゴムボートを利用し三泊四日の旅、多くの先住民の住居跡、苔むした大地、野生動物などを見てきた。


カナダにある、ワンダーランドだ。食事も、ワナを仕掛けてエビを取り、踊り食いなどを楽しんだり、ウニ、ナマコももりで取り、刺身に舌つづみをうった。
おそらく、これだけ冒険要素を含んだ島は、ここ以外にはないだろう。

このようなところだから、人数も10名以内と少人数だから楽しめる場所である。


凡人

iPhoneから送信