2011年12月29日木曜日

年の最後に思うこと

日本人は意識をしなくても、年の最後に
その年の総括を頭のどこかでしているそうだ。

僕は自分の仕事のことをやはり知らない間に
考えていた。

そしていつもの通り自分の仕事はお客さんと
一緒に感動できる旅を、
夢見て、
形にし、
その良さを伝え、
共に旅先で感動し、
その熱を持ち続けることなんだと思う。

単純に仕事として考えると、このツアーは
売れるだろうか?
もっと安くしないとなんて考えがちだけれど、
それとは違う夢の形を作っていくこと。

それが今の僕がすべき事なのだと思っている。


ずっと夢に見ていたカリブーの大移動。














テントを取り巻く大群の動画も貰った。

http://www.youtube.com/watch?v=91l34hPyn7M


このツアーがあと2名で催行確定です。

色んなことがあったこの一年、最後に皆様に
伝えたいこと。

それは、

来年一緒に夢の世界に行きましょう!

良いお年をお迎えください。


田子

2011年12月28日水曜日

シロクマ物語2011

年末も押し迫り、皆さん、いかがお過ごしですか?
2011年は特に震災のこともあり、日本中の誰もが何かを考えさせられた年だったと思います。

「旅」というのもまた日常に戻ったときに何かが自分の中で芽生え、
何かを考えされられるきっかけになるものだと私は思っています。

今年もまたシロクマツアーが11月に催行されました。

私個人にとっては3年ぶりのカナダ・チャーチルだったのですが、
驚いたのはその雪の少なさ、そして暖かい気温でした。

11月といえばもうハドソン湾が凍るか凍らないか、
いままでだったら波打ち際の岩にはジェル状の氷が張り付いているような時期。
なのにまだ海は氷ひとつない海のままでした。

「本当にシロクマは集まってるのかな。。。」

ハドソン湾が凍るのが早いチャーチルを目指して集まってくるシロクマたち。
海が凍らなければ、ここに集まる意味がないのです。


でも結論からいうと、ちゃーんとシロクマたちは例年通り集まっていました。
黒いブッシュと白い雪の世界にぽつんと見えるクリーム色。

今年からはロッジが新しくて広いバギーを用意してくれてました。
この広い窓からみんなでシロクマをさがします。
「来た!」

シロクマが近づくとみんな前のめりです。

ついついご報告するときはいつもシロクマのアップを載せちゃうんですが、一番どきどきする瞬間って遠くに点のように見えていたクリーム色が私たちのバギーに近づいてきてくれる時なんです。

バギーの前を通り過ぎて目が合う瞬間、
「この子は私が仕事してるときも電車乗ってるときも
こんな風に歩いて氷の世界にいくんだなぁ~」なんて
知識としては当たり前のことが、ありえない人間と野生の出会いで実感してしまうのでした。

温暖化温暖化と誰もが知っている問題を言いたいわけではないのですが、
こんな風に出会ったシロクマたちの運命を
私たち人間は左右していることに改めて気づくのです。

シロクマたちは集まっていたけれど、
ハドソン湾の氷が固まるまではそこで待っていなければいけないのです。
海が固まるのが一週間遅いとシロクマはアザラシの狩りができず、
調査によると体重が平均で10kg減ってしまうそうです。

遅延着床という体重が十分ないと妊娠できないシロクマにとっては
その種の数を減らしてしまう致命的な原因になります。

シロクマが何を考えているのかなんて全然わからないけど、
こんな風に出会ってしまった私は、少しでも彼らを思い、
行動する責任があるのではないかとふと考える今日この頃です。
そして一緒だったお客様もきっと同じように感じてくれているんじゃないかな、、、なんて思うのです。

今年はバギーで出かける2日間で合計22頭観察できました。
そして2012年も11月にシロクマツアーを設定することが決定しました!
次回は15名様限定!
ご興味がある方はお早めにお問い合わせください。

2011年12月27日火曜日

GoPro 面白カメラ

アウトドアの本場アメリカから、これまでの概念を
打ち破る動画も取れるカメラが登場しました。

防水ハウジング(パック)が標準装備、1100万画素の
高画質で、1秒間に10枚の写真撮影、高画質の動画の
撮影が可能です。
いろいろなアタッチメントを使うことで、ランニング、ダイビング、
マウンテンバイク、カヤック、極地などあらゆる場所で
撮影が可能です。

また、WIFI(無線LAN)を利用したリモートコントロールが
可能なので、手に持たなくても操作が可能です。
また、スマートフォンからコントロールするということも
可能になるのです。

たとえば、動物観察ツアーでは、目で見てからカメラを構えるため、
くじらがブリーチングした瞬間などを撮影することは至難の業でした。
これがあれば、動物を発見した瞬間から撮影できるので、
見逃すことがありません。

これはもう、アウトドアだけでなく、工夫次第でいろいろな用途に
使える夢のカメラです。

リンクは以下よりご覧ください。
便利な多目的カメラ

久しぶりに購買意欲に燃えています。この想いを皆様にも…

凡人

2011年12月26日月曜日

2011年、フィナーレに向けた一週間

震災、洪水、歴史的円高、独裁者たちの死去など世界的に揺れた2011年も終わろうとしています。
飛行機の発達以来、世界は小さくなってしまったような気がします。それもそのはずで、昔なら数ヶ月かかった場所も、たった、25時間で普通に暮らす私達も地球の裏側へ行かれるようになりました。
経済においても、今や久しくなったグローバリゼーションでコカコーラやマクドナルドは世界に溢れ、小麦、原油などは、先物取引なるもので、世界的に値段が乱高下、さらに、人口増加とともに、水産資源の国境をまたいだ奪い合いが始まっています。
もうこの先真っ暗と考えてしまうかもしれませんが、これまでの歴史をみると、このような流れの後には修正が加わることが多いようで、工業化が始まった時代には、たくさんの汚染が広がり、痛みを生みましたが改善もされています。
つまり、私達も早い遅いはあれど、学習をしているのでしょう。しかし、昔とは違い、科学が発達し人間の地球に及ぼす力も強くなっています。今まで以上に、早い段階で、気づかなければ手遅れになってしまうかもしれません。日本だけを見ていればよかったのが、世界を見なきゃ行けなくなったのかもしれません。人類皆兄弟ですね。
何が言いたかったのかというと、地球の裏側まで簡単に移動できるようになったいま、人々もグローバリゼーションの波に乗って、いろいろな国に旅をしてみてはどうかということです。友人をつくらないまでも、暮らしに触れて価値観を共有することが大切ではないでしょうか。
原子力の事故、タイの洪水もそうですが、一国のみの問題ではありませんし、世界の国々で楽しまれている文化、景観も体験しなければ損です。
思いやりを生むには、その人たちのことを知らなければ長続きはしないでしょうし、その思いやりは、私達に巡ってくることでしょう。
2012年はそんなことを思いつつ、スタートをしたいなあと思います。
あ、紅白歌合戦を見なきゃー♪( ´θ`)ノ
凡人