2011年5月30日月曜日

卓球の愛ちゃんも国体で来たウイングハット



私が住む春日部市は第一次のベットタウンとして田んぼや畑が宅地に変わって行った場所が多い。
東埼玉の人にとって、二十年前は結構、大きな街に見えたことは間違いない。映画館、ロビンソン百貨店、ボーリング場、お祭りなど、この辺りの文化を牽引してきた。
今でこそ、駅前通りの空き店舗の多さに、寂れた感は否めないが、ららぽーと系のララガーデンが数年前に建ち、シネコンがその中に入り、駅前にはサーティーワン、タリーズと何とか面目を保っている。

そこへ、数年前、埼玉で国体が開かれるということになり、春日部市が卓球の会場となることが決まり、駅から十分ほど車で離れた、田んぼの真ん中に突如、巨大な建造物が現れた。『ウイングハット』である。要は単なる大きな体育館なのだが、メインのアリーナの他に、サブ、会議室、ジムなどを備えている。

ここに愛ちゃんが、国体でくるということになったものだから、街をあげての歓迎となったらしい。らしいと書いたのはオフィスから往復するだけの毎日で記憶にないのである。しばらくは横断幕が掲げられ愛ちゃんフィーバーに沸いた、田舎町の哀愁が感じられる。当日は、駅からのバスに長蛇の列ができるほどのだったらしい。いやはや、有名人の訪れは、街の活気をここまで左右するものであったか。

その後、この施設はきっと税金の無駄遣いになると睨んでいたが、ことのほか、市民の憩いのばとして使われている。幼稚園の運動会などがメインアリーナでは行われ、たくさんの市民団体がバレー、バスケ、バドミントンのクラブ活動を行い、それ以外にも、子供から、高齢者まで楽しめるように考案された、独自のスポーツの団体が活動している。
今年は梅雨入りが早く、雨の間、自転車、ハイキングなども出来ないし、どうしようと思っていたところ、ジムがあることを思い出した。

土曜日の午後、雨の中久しぶりにウイングハットに出かけた。アリーナでは、バドミントンコートで、羽を大きくしたものを、バレーボールのようなルールで行うスポーツをやっていた。ジムは三階にあり、更衣室、シャワー、ヨガなどをやる多目的なホールなど、下手なスポーツクラブ顔負けの施設が揃っている。
使用料は一日、市民は330円という破格である。新しいトレーニングの機材を好きなだけ利用し、待ち時間はない、しかも、この値段でなんとも贅沢である。
もちろん駐車場代金は無料

田舎万歳

凡人

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