2011年4月28日木曜日

文明は軌道修正が可能

引き続き福島原発は厳しい状況が続いていますが、何とか早く収束してほしいものです。
関東では、原発の事故を受けて節電モードが続いております。建物の中の一部の電気は消してあり、街頭のライトも最低限、電車のエアコンや蛍光灯も最低限になっています。

この便利になり過ぎた世の中で、後戻りはできないと思っていましたが、みんなが理解することで、修正ができるということに、気づきました。

とあるニュースの記事を読むと、数十年前のアメリカでは、石油よりも風力、太陽光などを重視した時期があり、電気自動車も誕生していたそうです。その後、安い石油と業界の後押しがあって、自然エネルギーは衰退してしまい、消費社会が幕を開けたとか…

現在は、原子力への不安から自然エネルギーへの回帰が叫ばれています。そのエネルギーも実際使ってみると、発電量、発電効率などは原子力や火力に当然及びません。ただ、今回のような人々の修正能力と探究心があれば、技術革新が進み、危険の少ないエネルギー革命はできるのかもしれない。。。と、期待感を感じた今日この頃でした。

しかし、今年の夏の節電により、暑さからは逃げられませんね。
ただ、少しでも快適にする新兵器を準備中です。

こうご期待

凡人

2011年4月20日水曜日

今更気付いたこと

4月初頭に南東アラスカのシトカという
町にクジラと白頭ワシを見に行ったときの事。

この時期は日本からも沢山買い付けに来るくらい
ニシン漁が盛んになる場所だ。

クジラや白頭ワシは期待以上に見ることが
出来て、とても濃い7日間を過ごした。

写真を生業にしているお客様がいて
このツアーで見られた動物たちを
とても綺麗に撮っているのでこちらを
見てください。
http://mmatomo.exblog.jp/d2011-04-11/


この場所はクリンギットと呼ばれる先住民が
暮らしている町だ。

僕はイヌイットや、海岸線に暮らす先住民に
似ているらしく、どこに行っても必ず誰かに
話しかけられ、お互いに身分を打ち明け、
何かしらの影響を受けて帰ってくる。

今回は僕が日本人だと分かると、その先住民の
彼は震災について本当に心配してくれた。

僕の肩をたたき、自分の胸に手を当てて
その手で握手をし、大きな黒い瞳から
その気持ちが溢れてくるようだった。


僕も日本にいない間に何か起きたらどうしようと
思っていたくらいだから、この出来事には
思わず涙が出た。

その彼の村はサーモン漁を行っていて、
日本人はイクラを沢山買ってくれるという。

買い付けに来る日本人はとってもいい人だと言う。

その時に気付いたんだ。

海は繋がっているんだということ。

彼らと似ていて、
昔から同じようなものを食べて、
たまたま違う土地に暮らしているけれど、
海は繋がっているんだということ。

この仕事をしていて本当に良かった。

2011年4月19日火曜日

この夏の節電対策

今年の夏は、企業、個人を問わず節電が至上命題となります。
暑い暑い夏を乗り切るには対策の有無で大きな違いが
生まれそうです。
すでに、服飾メーカー、家電メーカーからは涼しく過ごすための
グッズが発表され、売れ始めています。

しかし、裸でも暑い夏を根本的に解決するには、
自分で電気を作れたらこんなによいことはないでしょう。
しかも、ガソリンなどを使わないエコであれば申し分ありません。

そんものはあるかと怒られるかもしれませんが、
実際に存在するのです。しかも、停電時にも役に立ちますので、
今後の安心感という精神的安定をももたらせてくれるでしょう。

あたらしニュースは、まさにこれを紹介するために、
生まれたのかもしれません。
次回はこの画期的グッズの秘密を紹介しまーす。

お楽しみに

凡人

2011年4月14日木曜日

ありがとう

僕のうちの庭には柿の木がある。

亡き父が植えていつの間にか立派に育ち、
毎年秋になるともう食べられないっていう
くらい沢山の実を付けていた。

去年の秋、中々庭の手入れをする時間が無く、
柿の木に虫が付いてしまった。

ご近所付き合いというのは難しく、
その虫を見つけた近所の方々が
早く対処したほうが良いとか、
もっと短く切ったほうが良いとか、
色々言ってきていた。(らしい)

しばらく聞かないふりをしていたら
今度は嫁いで自宅にはいない姉に
連絡をしてきて、同じようなことを
言ってきた。(らしい)

結構短気な僕は、その時すでに
沢山の実を付けていた柿の木を
これ見よがしに、その実ごとザクザクと
切ったのだ。


秋になると実る柿の実を沢山抱えて
玄関から入ってきた父の姿と一緒に
切り落としてしまったようで。

自分の大切なものを切り落としてしまったようで。

もう2度と柿の実はならないんじゃないかって
思うと、自分の短気さを悔やみ、取り返しが
付かないことをしてしまった気がしていた。


ところが、2日前雨戸を開けるとその柿の木から
小さな芽が出ていた!





















それは自分の大切なものを取り戻せた
ような気がする柔らかい出来事だった。


自然はとても大きな力で我々をねじ伏せる
こともあれば、前向きにさせてくれることも
あるのだ。

そして新しい一歩を踏み出す勇気もくれる。

ありがとう。

2011年4月13日水曜日

世界の各所で。。。

今年の夏にサッカーの日本代表が南米選手権に招待され、ここ数日は東日本大震災の影響を考慮し、参加辞退の話も浮上していました。。。

というのも震災の影響で1ヵ月半リーグ戦が中断してしまったので、当初リーグの中断期間としていた南米選手権開催中もリーグ戦を行わなければいけなくなってしまったのです。

そこで、Jリーグでプレーする選手を呼ばず、欧州を中心にした海外でプレーする選手を招集しようと言う話になりました(最終的にはJリーグからもチームに偏りの無い様数名の選手が合流するそうです)。

様々なメディアで海外でプレーする選手の名前がリストアップされているのを見て、様々な感慨に浸ってしまいました。。。
Jリーグから華々しく海外に活躍の場を求めた選手で賑わうリストの中に、Jリーグで活躍できず伝手を頼りにヨーロッパに渡ったり、あるいは南米に活躍の場を求め、現在ヨーロッパのリーグで活躍していたりという選手たちも見受けられたのです。

たまに雑誌「Number」とかで特集も組んでいたのでほぼすべての選手を知っているのですが、サッカーを求めて、自身の求めるところを求めて世界各地でプレーしている選手がいることを頼もしく思います。

原発の不安が消えない現在、もし日本に住めなくなっても、海外で何とかやっていけるのではないかと言う勇気をもらったニュースでした。
僕では無理かも知れませんが。。。

一平

2011年4月12日火曜日

長引く余震と原発

先週あたりは、余震が減ってきて落ち着くと思いきや、昨日、今日とさらに活発になってきてしまいました。大きな余震は厳しい状態の続く原発にも影響が心配されます。
若い世代にとっては初めての計画停電を経験し、私たちの生活が軌道を外れるとなんと脆いものかと考えさせられたのではないでしょうか。少なくとも私は実感しました。

しかし、不安定な気持ちでずっといるわけには行きません。
私たちができる限りの防衛手段を講じて、災害に備えることで精神的な安定感も生まれてくるのではないでしょうか。事前に用意していれば、何かが起こっても、心が大らかになり、買占めもしなくて済むような気がします。

やはり、事前の準備が大切ですね。

凡人

2011年4月11日月曜日

震災に向けて

中島さんとのお話の最中でしたが、この度の未曾有の震災で頭がいっぱいになってしまいました。
この震災は「天災」のあとに「人災」が来て・・・驚き、憤り、呆れてしまいました。「地震」「津波」「放射能漏れ」の三重苦が一度に訪れたのは不運ですが、その対応があまりにも「稚拙」であることは周知の史実です。
あれから1カ月にも経つのに、いまだ収束出来ないのは一体何故でしょう。

我々は、一体何が正しいことなのか確認できません。
ブログ・ツイッター等(海外メディアも含めて)では、一般のマスコミ報道とは違う記載が沢山ありますし、対応の拙さを加味すると、「政府」「東電」は国民に正確な報道!をしていないのが「真実」に思えてなりません。
イソップ童話か何かに・・「オオカミが来た、と言って大人を騙して喜ぶ子供」の話があったと記憶していますが、今回はこれと同様なような気がします。
その結果は、ご存じだと思いますが何度も子供に騙された大人達は、本当にオオカミが来た時、皆食べられてしまったと言うお話です。
どんな事情があったかは我々には知る由もありませんが、指導者(今回の場合は政府・準国営事業者である東電)は物事の順番(優先順位)くらいは解っていてほしいものです。
その例を挙げれば切りのないほどで、「苛立ち」や「義憤」を覚えます。

升田は思います、国を司る人々(政治家・官僚・・)は人間の心を持って行動すべきです。
そして、「経済学者」や「哲学者」や「政治家」・・である前に、人間として考えて欲しいものです。
大学の「弁論大会」じゃああるまいし、立派な「理論」や「美辞麗句」を並べたところで結果が伴わなければ、かえって逆効果であることを「肝に免じる」べきです。それどころかその行為が「欺瞞」「虚偽」にすり替わってしまうことを知っているのでしょうか?

升田は、政府当局の方々に「怒り」を通りこして「懇願」したい気持ちでいっぱいです。
人として「正直」になって欲しい。
出来ないならば、「出来ない」と言って欲しい。
そして、他人に聞き指示を仰ぎ解決して欲しい。 
自分の言ったことに「責任」を持って欲しい。                       
子供のころに何処かで聞いたような気がしますね?????
こんなことも出来ずに、解らないとは・・・・・・・・・・・
そんな人達を選んだのは私なのに・・・
升田は、考えれば考えるほど、書けば書くほど・・情けなくなってきました。

そして何よりも、被災地の方々の生活や精神状態・健康状態・・を思うと言葉に詰まります。
そして現地で活動している方々のことも、頭の下がる思いで一杯です。

今回は筆を置かせて下さい。


          意気地無しの升田幸三

2011年4月6日水曜日

桜の季節

東日本大震災の影響で、卒業式、入社式、入学式など春の大きな節目となる行事も感傷や喜びの気持ちで迎えることが出来ない方々が多かったのではないでしょうか。。。

大自然の驚異に恐れを抱き、人類の英知を集めた原発に不安を感じていても、それでも春はやってきて、桜は美しく咲き、僕たちの心を暖かいものとしてくれます。

地震以来、朝早い時間に目が覚めてしまい、今日も家の周りを散歩していました。
おじいちゃん、おばあちゃんがラジオ体操をしている横で、ぼんやり桜の木を眺めながら、未だ寒さの残る被災地にも1日でも早く桜の便りが届き、被災者の方々の心を明るくしてもらいたいなぁと思っていました。













そんな人々の心を明るくしてくれるもの。僕にとってはサッカーですが、あと2週間くらいで再開されます。
来週にはプロ野球も開幕し、徐々にみんなで元気に!!と言う環境になってきたのかも知れません。

プロのスポーツ選手はこの地震で、本来のプレー環境ではないところに身をおいていたり、率先してボランティアなどをして、十分なプレーが出来ないかも知れません。

でも、そういった真摯なことを続けている、僕たちに見せてくれる人たち。

被災者の人たちへ向けての応援と同じように、彼らにも大きな声援を送り、日本中の人たちの心を明るくしてもらいたいものです。

一平